【感情を否定しない】

少し前から、やたらとポジティブシンキングをもてはやすことがあります。
(最近は少ないかも。)

いわゆる負の感情(怒り、悲しみ、妬み、悔しみなど)は否定されがちで、そんな感情は抱かずに

プラスの感情(喜び、楽しみ、幸福感など)を推奨する、と。

「私はついてる、私はラッキー、私は幸せ」と自分に言い聞かせる、みたいな。


でも、感情は本能的で、抑えつけてたり、なかったことにしたり、コントロールすることはできないと考えています。

そんなことをしようもんなら、無理なものをやろうとしているので、余計にストレスがかかります。

(特に負の感情なんかは、抑え付けたりコントロールしたり、無視したり、そんな中途半端なことをするよりも、どっぷりと負の感情に浸かりきって、吐き出した方が次へと進めると考えています。)

感情をどっぷりと味わう。

もし負の感情をどっぷりと味わったのなら。

そこで、初めて、

「なんでこんなに悲しいんだろう?悔しいんだろう?怒れるんだろう?」

「じゃあ、本当はどんな風になりたかった?」

「そうなりたいようになる、あるいは、そこに近づくには、今すぐここでできることはなんだろう?どんな些細なことでも」

と、感情から思考へと移行できるのではないかと、考えています。

またプラスの感情でも同様です。

心地よい状態にどっぷりと浸かり

それで満足だったら、それでよいし

「いや、もっとこうなりたい」

「今度はもっと深くこの感情を味わいたい」

となれば、

同じように

「じゃあ、そこに近づくために、今すぐここで何ができるの?」

です。