【感情と思考を切り離す】


なかなか難しいかもしれない課題です。

繰り返しますが、ひとつの説として

〈感情〉→〈思考〉→〈行動〉→〈結果〉
→〈感情〉→〈思考〉→以下繰り返し

だとして。



〈感情〉は、「変化した」〈結果〉により刺激を受けるんですが。

(細かく言うと、意識して思考して決めた行動の変化により結果が変わった、という認識をしたほうが、〈結果〉が〈感情〉にもたらす刺激が多い。)

〈感情〉は、いわゆるマイナスの感情であっても、プラスの感情であっても、それは構わない、と。

じっくり〈感情〉を味わってから、「じゃあ、本当はどうなりたいの?そのためにできることは?」という思考のステップに進みます。

この思考に入る段階で、〈感情〉と〈思考〉が切り離されないとどうなるか?

〈感情〉あいつむちゃくちゃむかつく

〈思考〉あいつをぶん殴ってやろう。

そして〈行動〉ぶん殴る

と…

〈感情〉を引きずったまま〈思考〉へ突入し、〈行動〉してしまう、という…

そしてその〈結果〉は?

〈感情〉と〈思考〉を切り離すことができたら。別モノだと認識できたら。

〈感情〉を深く味わいきったところからスタートする、というところにヒントがあるように思うのです。

〈感情〉あいつむちゃくちゃムカつく、を味わい切る。

〈思考〉
なんでそんなにムカつくんだろう?

何を自分が大事にしているからムカつくんだろう?

自分が大事にしている価値観てなんだろう?

それを守るにはどんな行動をするのが良いのだろう?

あいつとの関係がどうなればいい?
自分の大事な価値観を守りながら。

あいつも、あいつなりの価値観があるはず。あいつはどんな価値観を持っていて、守りたいんだろう?

あいつは何を望んでいるんだろう?

自分の価値観とあいつの価値観で共通するところはないんだろうか?

手段や方法は違っても、結局は同じこと、共有できる価値観があるんじゃないんだろうか?

では、その共有できる価値観を2人の関係の中で大事にしていくには、どんな方法があるのだろう?

などなど。

そうやって〈感情〉を深く味わった後に、〈思考〉を深く掘り下げ、その後に自分の望む〈結果〉になる、近づくために、自分のとる〈行動〉を決めていくのです。

また、クドイですが、ここで決めた〈行動〉により、〈結果〉が思わしくなかったとしても、

それは【仮説】→【検証】であって、

今回の〈行動〉が、今回の状況、タイミングではうまくいかなかった、というだけで、別の〈行動〉やときには〈思考〉に立ち返り、あるいは〈感情〉を味わい直し、またやり直せば良いだけなのです。