10と2の数字からなにが?互いを認める、受け入れる。
こんにちは。
10と2、という数字自体に意味はありません(笑)
たとえ話です。
算数の。
もし、今まで生きてきて、「プラス」という概念しかない場合、あるいは、「プラス」の経験しかない、身の回りの人たちも「プラス」の概念ばかりだった、というAさん。
10と2
という数字を聞いて、Aさんにとって結びつく数字は
10+2=12
です。
そこに別の人、Bさんが現れる、と。その人は「マイナス」の概念で生きてきた、と。
すると、
10と2という数字から導き出されるのは、
10-2=8
です。
この2人、AさんとBさんが出会ったらどうなるか?
A「10と2だから、12だよ。」
B「え?10と2だから、8だよ。」
と、お互いがお互いの生きてきた概念のみを信じた場合、
平行線をたどる、と。
Aさんにとっては、10と2は、12を意味し、それ以外はありえない、不正解、正しくない。
Bさんにとっては、10と2は、8を意味し、それ以外はありえない、不正解、正しくない。
実際は?
10と2が12であってもいいし、
10と2が8であってもいい。
どちらも間違いではない。
自分の固定観念をすべてだと思うと相手を否定してしまうけれど、
なるほど、そういう考え方もあるんだね、と相手を認める。
A「10と2だから、12だよ」
B「えー、僕は10と2だから8だと思うんだけど、12になるのはなんで?」
て会話。
なるほど、+て考え方があるんだね、と。
そこで自分の価値観は-のままで、+という価値観もあるんだ、と認識してもよいし、
自分の-という価値観に+という価値観を取り込んで、-と+両方の世界を経験してもいい。
もちろん、そこで分かった気にはならない。
だって、同じ-でも、10-2と2-10では違うし
掛け算という世界も、割り算という世界もあるから。