【もし、なんの制約もなかったとしたら?】
おはようございます!
【もし、なんの制約もなかったとしたら、何がやりたいですか?やってみたいですか?どんな生活をしたいですか?】
コーチングでは基本の質問です。
【もし、なんの制約もなかったら】
日常生活においても、仕事でも使える質問です。
もちろん、職場でなんの制約もなかったら、と投げかけてアイデアを出したとしても、実際には予算などがあり、そのままの実現は無理なこともあります。
しかし、何の制約もなかったら、という条件で様々なアイデアを出し、それをどう生かしていくのか、あるいはその目的を再考し別の手段でできないか、と考えていくことは有効です。
私自身もそうでしたが、「やりたいことが分からない。」「やりたいことがない。」と言う人がかなりの数、います。
本当でしょうか?
子供の頃はあんなに無邪気に将来お医者さんになる!将来ヒーローになる!とか。お花屋さんになるの!とか。
社会に出て、慣習や、暗黙のルールや、現実(と思い込んでいるもの)を体験し、「どうせ無理」「やりたいことなんてない」となってしまう傾向があります。
人によってはよく聞くフレーズかもしれませんが、
『何の制約もないとしたら、何がやりたい?』
これは、非常に重要な質問です。自問自答にも、誰かに対しても、重要ですぐに使える質問です。
(ちょっとイメージが出ない場合は、下世話ですけど、もしサッカーくじのBIGで10億円あたったとしたら、どうする?でもいいかもしれません。)
またこの質問の答えについて、私個人は2つに分けて考えた方が、理解しやすいと考えています。
その2つ、とは
【ストレートにやりたいことの実現を目指すモノ】
【やりたいと思う理由、感情→価値観を抜き出してみて、その価値観を大事にして生きることを目指すモノ】
たとえば、『なんの制約もなかったとしたら、何をやりたい?』と聞いてその答えが、「ウルトラマンになって地球を救いたい!」という場合。
ウルトラマン自体になれる方法が…
そんなときは、ウルトラマンになってなぜ地球を救いたいのか、救ったときに、感情はどんな風なんだろう、などを聞いて行き、その人の大切にしたい価値観を発見していく、というプロセスになります。
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『本当はどうなればいいな、と思いますか?これをやってみたいなぁ、というのどんなモノがありますか?』
「う〜ん。それが別にやりたいことも特になくて…」
『それでは聞き方を変えますか、もし、何の制約もなかったとしたら、何がやりたいですか?あるいは、何をしてみたいですか?』
「え。何の制約もなかったら、ですか?う〜ん。社会人になってから忙しくて、元々映画観るの好きだったけどそんな時間もないし。だから、映画館で映画を観たいです。それと、昔、エレキギターをやって、バンドやったりしてたんですけど。趣味程度だけど。これも趣味程度でもいいから、またみんなで楽しくバンドできたらいいなぁ。あとは、う〜ん。習い事に行きたい。実際にやってたことや、やってみたかった習い事があるんですよ。中国語とか、バイオリンとか、テニスとか。」
『たくさん出てきましたね。やりたいことたくさんありますね!他にも何かありますか?』
「昔はそういえば、居酒屋をやりたいなぁ、て思ってましたね。高級なヤツじゃなくて。自分が貧乏学生の頃に、そういう安い居酒屋があればなぁ、なんて思ってて。」
『いいですねぇ。他には?』
「そうですねぇ。のんびり暖かいところで暮らすのもいいですね。」
『いいですねぇ。例えば暖かいところ、はどこですか?どんなイメージですか?』
「ハワイかな。ひょっとしたらもっと合うところがあるかもしれないけど。」
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こんな風に、小さいことから大きなことまで、制約を外すだけで、やりたいことがとてもたくさん出てくることもあります。
自問自答や、誰かとの対話の中で、上記のような会話が出てきたとしたら、上記はとりあえず、列挙してもらっていますが、「居酒屋をやりたい」というところで止めて、なぜ?というのを深堀していくのもよいし、「ハワイでのんびり」というところで止めて、そこでどんな状態になりたいのか?どんな感情で過ごしているのか?どんなところに住むのか?などより具体的に深堀りしていくのもよいです。
やりたいことがない、と言う割には、何の制約もなかったとしたら、という条件をつけるだけで、意外とやりたいことはたくさん出てくるものです!